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2021.02.09

鬼滅の刃のブームに期待

鬼滅の刃のブームで、剣道や居合道を新たにはじめる人が増えているらしい。『◯◯の呼吸、壱の形◯◯』と技名を言ってから技を繰り出す剣士たちの活躍も、子どもはもちろん大人にとっても魅力的だ。実際にはあんな風には刀は振れないし、切れないよと思う技もあるが、日本刀が出てくるだけでもなんか嬉しい。また、結構刀の扱い方が思いの外上手に表現されているのがいい。主人公の日輪刀も欲しくなった。柄の鮫革を赤い漆で塗って、柄糸は黒で雁木巻き、鍔は車輪のような柳生鍔にして・・・。私もすっかりはまってる!鬼滅にはまった子どもたちよ『剣道やらないか?!』

 

2020.12.20

全集中の呼吸とは?!

以前菅総理が国会で述べていた『全集中の呼吸』。その元ネタである『鬼滅の刃』を今日はじめてテレビで見た。果たしてどんな呼吸か、最後まで興味深く見ることができた。日頃剣道の稽古で自分が心がけている『全身全霊』、『全気力』、『心気力一致』と何かしら近いものを感じた。呼吸とは息のことであり、息は『自分の心』と書く。『心』を四六時中忘れないこと。心という曖昧なものを、常に自分の心に留めておくこと。それを『全集中の呼吸』というのだろう。

2020.11.19

新型コロナ以降の剣道

今年も残すところあと1ヶ月あまり。中国、やがて日本国内、さらに世界中で新型コロナウイルスが確認され、3月に全国一斉の学校の休校要請や緊急事態宣言が出されてから、生活スタイル、人々の考え方、価値観などが、それ以前とはまったく変わってしまった。日常生活ではマスクは必須、合唱や対面で声を出す剣道などは、クラスターが発生したニュースや記事が出てからは、活動自粛や規模縮小に追い込まれている。6月にマスクやシールド着用を条件に対面稽古が解禁されたが、出稽古の自粛要請は続いており、何より稽古に来る子どもたちが少なくなった。しかも、令和2年度の新規団員は一人もいない。少子化でしかも武道が敬遠されている今、この新型コロナは剣道界に大きな打撃である。私たち地域の指導者にとってもそうだが、武道具店や竹刀や防具をつくる職人さん、材料をつくっている人達に至っては死活問題だが、一剣道愛好家ではどうすることもできない。今は細々でも自分にできることをやっていくしかない。

2019.07.24

打たれて反省、打たれて感謝

稽古で相手に打たれるということは本当にありがたいことです。剣道の稽古はお天気のようにその日によってコロコロ変わります。打てるときもあれば、打たれるときもあります。でも、打たれるのには何か原因があり、相手が打つことによってそれを気づかせてくれます。先日も稽古でたくさん面や小手を頂戴しました。何かがいつもの自分と違っていたのです。私は「心」が変わっていることに気がつきました。おかげでその日それからの稽古は、まるで手かせ足かせが外れたように自由に伸び伸びと行うことができました。

 

2019.07.11

防具や竹刀を大切に扱う

剣道を学ぶ前に「心」を学びなさい。人と人との「和」を大切にしなさいといいますが、その根本にあるものは「命」の大切さです。人や生き物の命には限りがあります。もちろん物や自然にも限りがあり、形ある物はいつかは壊れ、この世界がいつまでも続くとは限りません。万物に「心」が宿っているという考え方は、多くの日本人に受け継がれてきました。ですから、こうして剣道ができる環境を与えていただいたならば、その時間を大切に一生懸命稽古すること、相手の人や使う用具を大切にすることが大事だと思うのです。