新型コロナ以降の剣道
今年も残すところあと1ヶ月あまり。中国、やがて日本国内、さらに世界中で新型コロナウイルスが確認され、3月に全国一斉の学校の休校要請や緊急事態宣言が出されてから、生活スタイル、人々の考え方、価値観などが、それ以前とはまったく変わってしまった。日常生活ではマスクは必須、合唱や対面で声を出す剣道などは、クラスターが発生したニュースや記事が出てからは、活動自粛や規模縮小に追い込まれている。6月にマスクやシールド着用を条件に対面稽古が解禁されたが、出稽古の自粛要請は続いており、何より稽古に来る子どもたちが少なくなった。しかも、令和2年度の新規団員は一人もいない。少子化でしかも武道が敬遠されている今、この新型コロナは剣道界に大きな打撃である。私たち地域の指導者にとってもそうだが、武道具店や竹刀や防具をつくる職人さん、材料をつくっている人達に至っては死活問題だが、一剣道愛好家ではどうすることもできない。今は細々でも自分にできることをやっていくしかない。