BLOG
ブログ

2019.06.26

ロゴについて

当少年団のロゴは『原町剣道スポーツ少年団』の下に「MINAMISOMA」、「竹刀」に見立てた横のライン。とてもいいデザインを考えていただいた。水平に描いた竹刀には「平等」という意味が込められている。剣道の世界には段位や称号、年齢、経験、実績等、上下関係が存在する。もちろん一般社会でも上司と部下などの関係もある。しかし、刀の前では人は平等、体が傷つけば誰でも同じ赤い血が出て、同じ痛みを感じる。向かい合った相手は同じ人なのだ。私が上下関係より最も大切だと思っていることは「間合」、つまり相手との距離の取り方。剣道が思うようにできなかったり、人間関係のトラブル等も、すべてこの間合に問題があるのではないだろうか。堀口清範士九段は「間合は人格」と言われていた。人を知り、間合を知って、技も言葉も、それに応じて適切に使うべきであろう。

2019.06.24

ここは忍者教室?

最近は下は4歳から小さい子が来るようになった。まだまだ胸を張って「剣道」と呼べるような練習はしていない。まずは、道場内を駆け回ったり、チャンバラ遊びをしたり。思いっきり体を動かして満足したところで素振りと足さばき、一応打ち込みの真似事。それでもちゃんと正座をして「お願いします。」と「ありがとうございました。」が言えるようになった。最初のころよりだいぶ成長した。しかし、子どもたちの元気パワーはすごい。また、よく動く。剣道教室ではなく「忍者教室」と化している(残念ながら忍術は専門外なので教えられません)。私も子どもたちから元気をもらっている。

2019.06.15

ホームページ公開に感謝

今日ようやく少年団のホームページを公開することができました。ここに至るまで、いろいろな方との御縁、人と人との繋がり、多くの方の御協力・御尽力、本当に有り難く、感謝の気持ちでいっぱいです。この場をお借りしまして、皆様に御礼を述べたいと思います。ありがとうございました。

2019.06.05

原町剣道スポーツ少年団設立50周年

昭和43年6月に設立された原町剣道スポーツ少年団は、今年令和元年6月をもちまして、50周年を迎えました。10周年、20周年、30周年、40周年と、10年ごとに、記念大会を開催してきましたが、少子化と東日本大震災の影響もあり、50周年では、記念大会を行わず、かわりにホームページを開設することにしました。戦後の剣道はスポーツ競技として、試合を中心に発展してきました。このことは剣道人口の増加と、競技力向上には大いに効果があったと思います。しかし、勝利至上主義の弊害は、剣道そのもの質の低下を招いてしまい、剣道本来の楽しさや面白さが伝わらず、逆に剣道離れが生じてしまったことも否定できません。剣道はもともと殺し合いから生まれた武術で、修行によって得られる精神面における効果が期待できることから、武士の教育に取り入れられ、明治以降は学校教育にも導入され、戦後の混乱期を経て、現在に至っています。剣道はとても楽しいものです。江戸時代末期、千葉周作の道場には弟子が三千人もいて、夜はかがり火を焚いて稽古したと伝わっています。

当原町剣道スポーツ少年団は、剣道の原点に立ち返り、稽古を主体として活動しています。剣道が盛んな地域の道場には到底及びませんが、東北地方の片田舎であっても、本物の剣道が学べる道場を目指しています。小さなお子さんがおられましたら、ぜひ一度ご一緒に見にいらしてください。皆様との出会いが、剣道との出会いが、さらによい出会いに繋がっていくことと思っております。令和元年6月5日