中体連を見て
剣道の公式試合では竹刀検査が行われる。竹刀の長さや重さの他にも、試合の公正を図るため、また、安全面に配慮して試合前に厳正にチェックされる。最近は不正竹刀はあまり見かけなくなったが、竹刀のメンテナンスがされておらず、指摘を受けて修理し直し、何度も再検査を受ける選手がいるのは誠に残念である。開会式前の貴重なアップの時間を浪費してしまうことはもちろんだが、それ以前に竹刀を大切にして、常に点検を怠らないようにしてほしい。また、技術指導ばかりでなく、安全面をふくめて用具に対する指導も私たちの責任でもあると感じている。