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2021.02.09

鬼滅の刃のブームに期待

鬼滅の刃のブームで、剣道や居合道を新たにはじめる人が増えているらしい。『◯◯の呼吸、壱の形◯◯』と技名を言ってから技を繰り出す剣士たちの活躍も、子どもはもちろん大人にとっても魅力的だ。実際にはあんな風には刀は振れないし、切れないよと思う技もあるが、日本刀が出てくるだけでもなんか嬉しい。また、結構刀の扱い方が思いの外上手に表現されているのがいい。主人公の日輪刀も欲しくなった。柄の鮫革を赤い漆で塗って、柄糸は黒で雁木巻き、鍔は車輪のような柳生鍔にして・・・。私もすっかりはまってる!鬼滅にはまった子どもたちよ『剣道やらないか?!』

 

2019.07.24

打たれて反省、打たれて感謝

稽古で相手に打たれるということは本当にありがたいことです。剣道の稽古はお天気のようにその日によってコロコロ変わります。打てるときもあれば、打たれるときもあります。でも、打たれるのには何か原因があり、相手が打つことによってそれを気づかせてくれます。先日も稽古でたくさん面や小手を頂戴しました。何かがいつもの自分と違っていたのです。私は「心」が変わっていることに気がつきました。おかげでその日それからの稽古は、まるで手かせ足かせが外れたように自由に伸び伸びと行うことができました。

 

2019.07.23

中体連を見て

剣道の公式試合では竹刀検査が行われる。竹刀の長さや重さの他にも、試合の公正を図るため、また、安全面に配慮して試合前に厳正にチェックされる。最近は不正竹刀はあまり見かけなくなったが、竹刀のメンテナンスがされておらず、指摘を受けて修理し直し、何度も再検査を受ける選手がいるのは誠に残念である。開会式前の貴重なアップの時間を浪費してしまうことはもちろんだが、それ以前に竹刀を大切にして、常に点検を怠らないようにしてほしい。また、技術指導ばかりでなく、安全面をふくめて用具に対する指導も私たちの責任でもあると感じている。

2019.07.14 コメントを残す

巣立ち

この春に退団した子どもたちが親御さんと一緒に防具の返却とお別れのあいさつに来てくれた。「勝ち負けや強くなることより、先生との稽古が楽しくて」通っていたとのことだった。彼らはそれぞれ進学、就職と、自分の道を歩きだし、補助車としての私の役目は終了した。誰でもいつかは竹刀を置くことになる。私もいつかはその日が来るだろう。それまでは一本一本の稽古を大切に、健康に気をつけて、より長く剣道を続け、指導して行きたいと思う。

2019.07.11

防具や竹刀を大切に扱う

剣道を学ぶ前に「心」を学びなさい。人と人との「和」を大切にしなさいといいますが、その根本にあるものは「命」の大切さです。人や生き物の命には限りがあります。もちろん物や自然にも限りがあり、形ある物はいつかは壊れ、この世界がいつまでも続くとは限りません。万物に「心」が宿っているという考え方は、多くの日本人に受け継がれてきました。ですから、こうして剣道ができる環境を与えていただいたならば、その時間を大切に一生懸命稽古すること、相手の人や使う用具を大切にすることが大事だと思うのです。